化粧品のタール色素はお肌に悪いって本当?合成着色料について知ろう
自然派化粧品やオーガニックコスメが人気の近年、「化粧品にどんな成分が入っているのか」「その成分は安全なのか」を気にしている方も多いもの。
毎日お肌につけるアイテムだからこそ、お肌に刺激になる成分を避けたいですよね。
そこで、本記事ではメイクアップ用品に含まれる合成着色料(タール色素)について紹介します。
着色料の配合目的、種類、お肌への影響をチェックしておきましょう。
化粧品に着色料を使う理由は?
はじめに、化粧品に着色料を使う理由をチェックしておきましょう。
シャドウ、チーク、口紅に色を付けるため
愛らしいピンク、ヘルシーなオレンジ、大人っぽいブラウンなど、さまざまなカラーのメイクアイテムは見るだけで心が楽しくなりますよね。
シャドウ、チーク、口紅などポイントメイクはお顔に彩りを与えて、なりたい印象を叶えてくれます。
そんなメイクアップアイテムに色をつけるのが着色料です。
商品のイメージを演出するため
着色料を使う2つ目の理由は「商品のイメージを演出して、価値を高めるため」です。
例えば抹茶石鹸なら緑色、いちごの香りがする化粧品ならピンク色というように、色でイメージを表現することで消費者の購買意欲を高めます。
化粧品に使われる着色料は3つある
次に、化粧品に配合される着色料の種類について見ていきましょう。
有機合成色素(タール色素)
化粧品に配合する目的で合成されたのが有機合成色素です。
以前は石炭を製造する際に生成されるコールタールを原料としていたため、「タール色素」とも呼ばれています。
こちらの呼び方のほうが耳にする機会は多いのではないでしょうか。
なお、現在はコールタールではなく、石油が原料の場合がほとんどです。
赤、黄、青などの色があり、化粧品の全成分表示では「色+番号(赤226、黄5など)」で記載されます。
鮮やかな発色が魅力で、多くはリップ、チーク、アイシャドウなどポイントメイクアイテムに配合されています。
ベースメイクでも、カラーコントローラーやフェイスパウダーなどに配合されるケースも。
なお、ヘアカラーにも有機染料が使われていますが、こちらは染毛用の染料です。
無機顔料
鉱物(ミネラル)や土など無機物から作られるのが無機顔料です。
粉末状なので水や油には溶けません。
土から取れるベンガラ(赤色の酸化鉄)、黄酸化鉄、鉄黒などの無機顔料があります。
また、酸化チタンや酸化亜鉛も無機顔料です。
ノンケミカルの日焼け止めに配合される紫外線散乱剤として有名ですが、白色顔料として色の調整に使われます。
天然色素
動植物に由来する着色料が天然色素です。
トマト(赤)、ヘマトコッカス藻(赤褐色)、クチナシ(赤、黄、青)、クロロフィル(緑)、カカオ(茶)などがあります。
ナチュラルな分、淡く色づくのが特徴。
そのため、着色力はタール色素に劣ります。
着色料がお肌に悪いって本当?どんな影響があるの?
「着色料はお肌に悪い」「タール色素は発がん性がある」などネガティブな情報に触れた方も多いのではないでしょうか。
ここでは着色料のリスクについてチェックしておきましょう。
発がん性を指摘されている
発色が良いタール色素は、ポイントメイクアイテムの華やかさにかかせません。
日本では「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」で規定された83種類のタール色素が化粧品へ配合可能。
省令ではタール色素を使用する部位によって、使用可能な色素も定められています。
しかし、配合して良いとされるタール色素の中には、発がん性が指摘されている色も……。
日本では配合OKでも、海外では使用が禁止されているタール色素もあります。
色素沈着やくすみの原因になるケースも
タール色素は肌細胞にダメージを与えて、シミの原因になるメラニンを沈着させる性質があると言われています。
アレルギーを起こすリスクがある
リスクがあるのはタール色素だけではありません。
「お肌に悪いのはタール色素。天然色素なら大丈夫」と考えていませんか?
実は、天然色素でもトラブルが起きる可能性が……。
例えば天然の赤い色素コチニール(カルミン)は、アレルギー反応が報告されています。
コチニール(カルミン)はナチュラルコスメ、オーガニックコスメで使用されるケースがありますが、「天然色素だから安心」と考えるのは避けましょう。
日本では安全と言われていることもおさえておこう
日本の化粧品の安全基準は高く、各メーカーとも法律に基づいて安全とされる着色料を使用しています。
そのため、必要以上に着色料を恐れなくて大丈夫です。
とはいえ、お肌に悪影響がないか気にしながら化粧品を使うのはストレスですよね。
なるべくナチュラルな化粧品を使いたい方は、タール色素フリーのアイテムを選ぶのも良いでしょう。
また、お肌がデリケートな方は新しい商品を使う前にパッチテストをして、肌トラブルが起きないか確認を。
パッチテストについては以下の記事で詳しく紹介しています。参考にしてくださいね。
ナチュラルでも映えるメイクを楽しむために
近年、タール色素フリーのコスメが人気になっています。
ですが、ナチュラルコスメは色づきが淡いのが難点。
だからこそ、淡い色づきでも映えるお肌づくりが大切です。
特におすすめしたいのがリップケア。
血色の良い唇に整えることで明るい印象になれるだけでなく、淡い色づきの口紅を使っても華やかな雰囲気が叶いますよ。
まずはリップケアにおすすめのアイテムをチェック
保湿パックとマッサージで、うるぷる唇を目指しましょう。
角層が薄い唇はとてもデリケートなパーツ。
だからこそ、ケアの際には唇への優しさにこだわったアイテムを選ぶと◯。
セグロラ化粧品のおすすめは「カーラリップクリーム」です。
ホホバオイルをはじめとする植物成分にアミノ酸を配合し、唇をたっぷりのうるおいで包み込みます。
価格:4,950円(税込)
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※おひとり様1回限り
カーラリップクリームを使ったパック
ガサガサで色味の失せた唇は、タール色素フリーのナチュラルな口紅がきれいに発色しません。
まず、保湿パックで唇の状態を整えましょう。
1.カーラリップクリームを唇にたっぷり塗る
2.唇を覆えるサイズにラップを切って、唇に貼り付ける
3.3〜5分間おく
4.ラップを外す
唇に残ったカーラリップクリームは、そのままなじませてOK。
ベタつきが気になるならティッシュでやさしくおさえて拭き取りましょう。
時間がある日は、ラップの上からホットタオルを乗せるのもおすすめ。
めぐりが改善されて血色の良い唇になれますよ。
カーラリップクリームを使ったマッサージ
リップマッサージで血色の良い唇を目指しましょう。
唇の色が整うと、淡い色づきの口紅であっても、また口紅塗らなくても明るい印象の顔色になれますよ。
1.カーラリップクリームを唇にたっぷり塗る
2.唇の中心から外側に向かって薬指の腹でくるくるとマッサージする
上下の唇を10回程度マッサージすればOK。
唇は刺激に弱いので力の入れすぎは厳禁。
絹豆腐に触れるようなつもりで、やさしくマッサージしましょう。
唇ケアについては以下の記事でも紹介しています。
秋冬は唇が荒れやすい季節です。ぜひご一読を♪
自分のお肌に合うメイクでなりたい印象を叶えて
お肌にトラブルを引き起こす成分は合成着色料だけではありません。
アルコール(エタノール)、紫外線吸収剤、合成香料、防腐剤、さらにはエイジングケアに有用とされるビタミンCが刺激になるケースも。
お肌は一人ひとり異なりますから、全成分表示を確認する、パッチテストをする、トライアルサイズを試すなどして、ご自身に合う化粧品を選ぶのが何より大切です。
お肌にぴったりの化粧品を見つけて、メイクを楽しんでくださいね。
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